商談の目的はずばり契約を取ることです。
関係性を築くのを目的にする場合もありますが、
商談で成約率を上げるには、優秀な経営者や営業マンのマネをしてください。
そこで何をマネるかというと、彼らはどこで商談をしているかです。
優秀な方の商談は、食事をしながら進めることが多いです。
これにはきちんとした心理学的な根拠があります。
食事が商談にどの程度の効果があるのか、アメリカの社会心理学者ジャニスラらが実証しました。
216名の大学生を集め、実験室に1人ずつ入ってもらいいくつかの評論を読ませました。
その時、おやつを食べながら読むグループと飲食はせずに読むグループに分けました。
その後、それぞれのグループについて、評論を読む前と読んだ後で、
その内容に対する受け入れ方がどの程度変わったかを調査したのです。
結果は、飲食をしながら読んだグループのほうが、より多くその内容に賛同したことがわかりました。
つまり、何かを食べながら読んだり聞いたりしたことには好感度が上がるわけです。
食事をしながら商談するテクニックを「ランチョン・テクニック」といいます。
おいしいものを食べることで、快感情が生まれ
商談相手のあなたに対する好感度が上がります。
そうするとあなたの意見も受け入れられやすくなるわけでです。
政治家が料亭を使うことも同じことです。
ぜひあなたの商談にも「ランチョン・テクニック」を取り入れてみてください。