あなたは、ナンを焼いているところが見られるインドカレー専門店に行ったことがありますか?
見ていて楽しく、なぜ大きな壷の裏に貼り付けるように焼くのかなど
とても興味深く面白いものです。
きびきびとした動きが職人芸的でつい見とれてしまったり、
そして出来上がったナンを食べるととてもおいしく感じます。
寿司屋でも同じような感覚を味わうことがあります。
カウンター越しに、職人の見事な包丁さばきを見ていると
目の前に出された刺身やお寿司が本当においしそうに思え、
実際に口に入れるとなんともいえない幸せな気持ちになります。
これは、商品の作られるプロセスの共有体験による効果なのです。
こうした体験的な記憶は「エピソード記憶」といいます。
これは辞書で覚えるような記憶(意味記憶)とは違って、
その経験の場でさまざまな事と結びついた感情を伴います。
つまり、単に小麦粉を焼いた味でしかないものが、焼くプロセスを
見るという体験によってエピソード記憶となります。
その後、焼かれたナンを見るときには、無意識にそのエピソード記憶も
思い出されて味覚に影響するというものです。
もし、あなたにも、このようなつくるプロセスを見せれる
商品・サービスがあるならぜひトライしてみてください。
商品・サービスに対する高感度がアップし、
売上にもいい影響をもたらすはずです!